オークの成長戦略や組織づくりへの思い、また従業員のキャリアを築くために必要な考え方などについて代表の𠮷岡にインタビューを行いました。
わたしたちが行っている物づくりは、1人で完結できることはないと思っています。みんなが一丸になることによって、ようやく1つの商品となります。
社員にもそのことは常に伝え続けています。当社の商品は1つのライン上でできています。そのためどこか1つでも遅れてしまえば、後工程も遅れてしまいます。そのため、1人1人が自分のポジションをしっかり確立して業務を行うこと以上にチームワークが大切だと思っています。わたしが入社当時は10名程の小さな会社規模でしたので、今よりも距離感が近く、コミュニケーションも取りやすい環境でした。ただ、規模が大きくなればなるほど社員の声を直接吸い上げていくことが難しくなってきたので、今では各部門のリーダーに指揮を取ってもらったり、社長への意見ボックスを設置して、なるべく社員の意見を取り入れるように心掛けています。自己完結できない仕事だからこそ、一緒に働く社員の意見が大切だと考えております。
これまでの取り組みと今後の成長戦略を教えてください
安心して食べられるものを製造するということは以前から変わっていません。創業当時はイワシを中心に製造していましたが、現在ではアジをメインとした事業へと変わっていきました。アジの事業と出会ったことは会社としては大きなターニングポイントでした。大手回転寿司チェーン様の規模拡大とともに、我々の業界規模も大きくなりました。それによって会社も大きくなり、海外から技能実習生の受け入れを行ったことも新たに取り組んだことのひとつだったと思います。
天然資源を扱っているので、水揚げが少ないことももちろんあります。自然相手ですので、我々がコントロールできるわけではありません。今後はアジ以外の魚種で加工し、販売できるものを探していくことも考えています。もちろん、アジは当社の主軸ですので今まで以上にアジ加工業者として、品質、単価、物量の3点で圧倒的な地位を築いていきたいと考えています。我々の買い付け価格をあげることができたら港や地域への貢献にも繋がります。結果的に、商品の付加価値の向上が地域貢献に繋がっていくと思いますし、そうなったら嬉しいです。
社員満足度をあげる為の取り組み・お考えはありますか?
会社というものは人が全てだと思っています。社員満足度を高めることで、顧客満足度へも繋がっていくと考えています。社員と会社の関係が良好であれば、お客様に対しても良いパフォーマンスをして、いい商品を製造しようという思いを持ってくれるのではないかと思っています。
製造業というのは、直接お客様と対面して仕事するわけではないので、普段からお客様を想像して仕事をするというのは難しいと思うんですね。
だからこそ、会社から働きやすい職場を提供して、社員満足度から顧客満足度へ繋がる取組みをしていこうと思いました。社員みんなで現状や思いを共有したいと思っています。
理念と共通する部分ではありますが、当社では相手を思う仕事であり、形として物づくりをしています。社員同士、お客様、地域と様々な人に支えてもらって成り立っている会社です。アジの生食というのは日本の食文化の代表的なお寿司に密接にかかわっています。良い意味で日本人としてのプライドを持って、海外ではできないようなものづくりが、皆さんと一緒にしていきたいです。
仕事を通して働く従業員が人生を描けるような会社にしていきたいと思っております。
前向きな姿勢で取り組める方、協調性がある方、私たちと一緒に未来を創造してもらえる方を是非お待ちしております。